CSS3 は、要素のリサイズ、アウトライン、ボックス・サイジングなどの新しいユーザインターフェイス機能を持っています。
この章では、次のユーザ・インターフェイス・プロパティについて説明します:
resize
outline-offset
表中の数字は、完全にプロパティをサポートした最初のブラウザのバージョンです。
数字の後に続く -webkit- または -moz- は、接頭辞付きで動作した最初のバージョンです。
プロパティ | |||||
---|---|---|---|---|---|
resize | 4.0 | 未サポート | 5.0 4.0 -moz- |
4.0 | 15.0 |
outline-offset | 4.0 | 未サポート | 5.0 4.0 -moz- |
4.0 | 9.5 |
resize
プロパティは、ユーザによって要素のリサイズができるかどうかを指定します。
次の例では、ユーザは、<div> 要素の幅だけを変更することができます:
次の例では、ユーザは、<div> 要素の高さだけを変更することができます:
次の例では、ユーザは、<div> 要素の高さと幅の両方を変更することができます:
outline-offset
プロパティは、アウトラインと要素の辺またはボーダーとの間のスペースを追加します。
アウトラインは、3つの点でボーダーとは異なります:
次の例は、ボーダーとアウトラインとの間に 15px スペースを追加するために、outline-offset プロパティを使用しています:
次の表は、全ユーザ・インターフェイス・プロパティの一覧です:
プロパティ | 説明 |
---|---|
box-sizing | 要素の合計の幅と高さにパディングとボーダーを含めることを可能にする |
nav-down | 下矢印キーを使う時、どこへナビゲートするかを指定する(Opera のみ) |
nav-index | 要素へタブによる移動の順序を指定する |
nav-left | 左矢印キーを使う時、どこへナビゲートするかを指定する(Opera のみ) |
nav-right | 右矢印キーを使う時、どこへナビゲートするかを指定する(Opera のみ) |
nav-up | 上矢印キーを使う時、どこへナビゲートするかを指定する(Opera のみ) |
outline-offset | アウトラインと要素のボーダーまたはエッジの間にスペースを追加する |
resize | ユーザによる要素のリサイズが可能かどうかを指定する |