HTML5 は、オーディオファイルを再生するための標準を提供しています。
HTML5 より前は、Web ページ上のオーディオファイルを再生するための標準がありませんでした。
HTML5 より前は、フラッシュなどのプラグインを用いて、オーディオファイルを再生しなければなりませんでした。
HTML5 <audio> 要素は、Web ページにオーディオファイルを埋め込む、標準的な方法を定めました。
表中の数字は、完全に <audio> 要素をサポートした最初のブラウザのバージョンを示しています。
要素 | |||||
---|---|---|---|---|---|
<audio> | 4.0 | 9.0 | 3.5 | 4.0 | 10.5 |
HTML でオーディオファイルを再生するには、<audio> 要素を使用します:
<audio controls>
<source src="horse.ogg" type="audio/ogg">
<source src="horse.mp3" type="audio/mpeg">
Your browser does not support the audio element.
</audio>
controls 属性は、再生、一時停止、ボリュームのようなオーディオコントロールを追加します。
<audio> と </audio> タグの間のテキストは、<audio> 要素をサポートしていないブラウザで表示されます。
複数の <source> 要素は、異なる種類のオーディオファイルにリンクすることができます。 ブラウザが最初に認識したフォーマットを使用します。
現在、<audio> 要素がサポートするビデオフォーマットは、次の3種類です:MP3、Wav および Ogg:
ブラウザ | MP3 | Wav | Ogg |
---|---|---|---|
Internet Explorer | YES | NO | NO |
Chrome | YES | YES | YES |
Firefox | YES | YES | YES |
Safari | YES | YES | NO |
Opera | YES | YES | YES |
ファイルフォーマット | メディアタイプ |
---|---|
MP3 | audio/mpeg |
Ogg | audio/ogg |
Wav | audio/wav |
HTML5 は、<audio> 要素の DOM メソッド、プロパティおよびイベントを定義しています。
これは、再生時間や音量を設定するだけでなく、ビデオのロード、再生、一時停止を可能にします。
ビデオが再生を開始したときや一時停止されたときなどに、通知することができる DOM イベントもあります。
完全な DOM リファレンスは、HTML5 Audio/Video DOM リファレンスをご覧ください。
タグ | 説明 |
---|---|
<audio> | サウンド・コンテンツを定義します |
<source> | <video> や <audio> のような、メディア要素に複数のメディアリソースを定義します |