JavaScript の変数は、データを格納するためのコンテナです。
次の例では、x、y、zは変数です:
上の例から、変数は次の通りになります:
次の例で、price1、price2、total は変数です:
プログラミングでは、代数と同様に、変数(price1 など)に値を保有します。
プログラミングでは、代数と同様に、式では変数を使用します(total = price1 + price2)。
上記の例から、合計を11と計算できます。
JavaScript 変数は、データ値を格納するためのコンテナです。
すべての JavaScript 変数 は、ユニークな名前で識別されなければなりません。
このユニークな名前は、 識別子と呼びます。
識別子には、短い名前(x や y など)や、分かり易い名前(age、sum、totalVolume)を使用できます。
変数の名前(ユニークな識別子)を構成する一般的な規則は次の通りです:
JavaScript の識別子は大文字と小文字を区別します。
JavaScript では、等号(=)は「代入」演算子であり、「~と等しい」演算子ではありません。
これは代数とは異なります。代数では以下のことは意味がありません:
x = x + 5
しかし、JavaScript では完璧な意味があり、x + 5 の値を x に代入します。
(x + 5 の値を計算し、結果を x に入れます。x の値は 5 だけ増加します)
JavaScript では、「~と等しい」演算子は == のように記述します。
JavaScript 変数には、100 などの数値や、 "John Doe" などのテキスト値を格納できます。
プログラミングでは、テキスト値はテキスト文字列と呼ばれます。
JavaScript では多くの種類のデータを扱うことができますが、今のところ数字と文字列のみを考えることにします。
文字列は二重引用符または一重引用符で囲みます。数字は引用符なしで記述子ます。
数字を引用符で囲むと、数字がテキスト文字列として扱われます。
JavaScript では、変数を作成することを、変数を「宣言」するといます。
var キーワードを使用して、JavaScript 変数を宣言します:
var carName;
宣言後の変数には値がありません。(技術的には undefined の値を持っています)
変数に値を代入には、等号を使用します:
carName = "Volvo";
変数を宣言するときに変数に値を代入することもできます:
var carName = "Volvo";
次の例では、carName という名前の変数を作成し、"Volvo" という値を代入します。
次に、id="demo" の HTML の段落内に値を出力します:
<p id="demo"></p>
<script>
var carName = "Volvo";
document.getElementById("demo").innerHTML = carName;
</script>
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スクリプトの先頭にすべての変数を宣言するのは良いプログラミング習慣です。
1つのステートメントで多数の変数を宣言できます。
ステートメントを var で開始し、変数をコンマで区切ります:
var person = "John Doe", carName = "Volvo", price = 200;
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宣言は複数の行にまたがることができます:
var person = "John Doe",
carName = "Volvo",
price = 200;
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コンピュータプログラムでは、変数は値なしで宣言することがよくあります。値は、或るものは計算しなければならないものであったり、 またユーザ入力のように後で後で提供されるものであったりします。
値なしで宣言された変数の値は undefined です
このステートメントの実行後、変数 carName の値は undefined です:
JavaScript 変数を再宣言しても、JavaScript 変数の値が失われることはありません。
このステートメントの実行後も、変数 carName の値は引き続き "Volvo" です:
代数と同様に、= や + 演算子を使用することで、JavaScript 変数間の算術演算を行うことができます:
文字列の加算もできますが、文字列は連結されます:
これも試してみてください:
数字を引用符で囲むと、残りの数字は文字列として扱われ、連結されます。
これを試してください:
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