PHP 5 ファイルのインクルード

include (または require) 文は、指定したファイルに存在するすべてのtext/code/markupを取りこみ、 include 文を使用しているファイル（スクリプト内）にコピーします。

ファイルのインクルードは、同じPHPやHTML、テキストをwebサイトの複数のページに取り込む場合に非常に便利です。

PHP include文とrequire文

或るPHPファイルのコンテンツを、includeまたはrequire文を使用して、サーバがそれを実行する前に別のPHPファイルに挿入することが可能です。

includeとrequire文は、ファイルを探すのに失敗した場合を除いて同じです：

• require は致命的なエラー（E_COMPILE_ERROR）を発行して、スクリプトを停止します
• includeは 警告（E_WARNING）発行して、スクリプトを続行します

したがって、インクルードファイルがない場合でも実行を継続し、ユーザに出力を表示したいような場合には includeステートメントを使用します。 それ以外の FrameWorkやCMS、複雑なPHPアプリケーションコーディングのような場合には、実行フローへキーファイルを インクルードするため、常にrequire文を使用します。これにより、アプリケーションのセキュリティと整合性を損なうのを避けることができます。

ファイルをインクルードすることで、多くの作業が節約できます。 つまり、すべてのWebページに標準のヘッダ、フッタ、またはメニューファイルを作成する場合があります。 その後、ヘッダを更新しなければならない時には、ヘッダのインクルードファイルのみを更新するだけで済みます。

構文

PHP include の例

例 1

次のような、"footer.php"という標準のフッタ・ファイルがあったとします：

フッタ・ファイルをページにインクルードするのにinclude文を使用します：

例 2

次のような、"menu.php"という標準のメニュー・ファイルがあったとします：

Web サイトのすべてのページでこのメニューファイルを使用する必要があります。これをどのように行うことができますか （CSSを使い、後で簡単にスタイルを設定できるように <div> 要素を使用しています）：

例 3

いくつかの変数が定義された "vars.php"というファイルがあるとします：

次に、 "vars.php"ファイルをインクルードすると、変数を呼び出しファイルで使用することができます：

PHP include 対 require

require 文も、PHPのコード内にファイルをインクルードするために使用します。

しかし、includeとrequireの間には大きな違いが1つあります；include文でファイルをインクルードした時に、 PHPがそれを見つけられなかった場合、スクリプトは引き続き実行されます：

strong>require文を使用して同じ例を実行すると、require文が致命的なエラーを返した後にスクリプトの実行が終了するため、 echo文は実行されません：