情報を長期的に保存するハードディスク

 ハードディスクは、ソフトウェアやデータを保存しておくための、大容量の記憶装置です。メインメモリのように電源を切っても保存されている内容が失われず、長期的に保存しておくことができます。カタログや仕様表では、ハードディスクドライブやHDDと記載されていることもあります。

ハードディスクの構造

 ハードディスクにはプラッタと呼ばれる磁気ディスクが数枚内蔵されていて、データはこのプラッタに保存されます。読み書きは、アームの先端に取り付けられた磁気ヘッドが、高速で回転するプラッタの上を移動しながら行います。プラッタの回転速度はrpm(revolutions per minute/1分間あたりの回転数)で表し、この値が大きいほどデータの読み書きが高速になります。この速度はパソコンを利用しているときの体感速度に影響しますので、パソコンの動作が遅いなと思ったら、ハードディスクを高速なものに交換するというのもひとつの選択肢です。

インターフェース

 ハードディスクにはパソコンに内蔵されているものと、外付けのものがあります。内蔵ハードディスクの場合、最近のパソコンではデータの転送をシリアル転送方式で行うシリアルATA(SATA)という規格が採用されています。外付けのハードディスクでは、接続の簡単なUSB接続が一般的です。