JavaScript 構文は、JavaScript プログラムの作成方法のルール集です。
コンピュータプログラムは、コンピュータが「実行」する「命令」のリストです。
プログラミング言語では、プログラムの命令はステートメント(文)と呼びます。
JavaScript は、プログラミング言語です。
JavaScript のステートメントは、セミコロンで区切ります:
HTML では、JavaScript プログラムは Web ブラウザによって実行されます。
JavaScript ステートメントは、次の要素で構成されます:
値、演算子、式、キーワード、およびコメント。
JavaScript 構文は、固定値と可変値の2種類の値を定義します。
固定値はリテラルといい、可変値は変数といいます。
固定値を書く上で最も重要なルールは次のとおりです:
数値 は、小数点を書いても書かなくてもよい:
10.50
1001
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文字列は、二重引用符または一重引用符で囲まれたテキスト:
"John Doe"
'John Doe'
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プログラミング言語では、データの値を格納するのに変数を使用しします。
JavaScript は、var キーワードを使用して変数を宣言します。
等号は、変数に値を代入するために使用します。
この例では、x を変数として定義し、次に、x に値 6 を代入しています:
var x;
x = 6;
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JavaScript は、算術演算子(+ - * / )を使用して値を計算します:
(5 + 6) * 10
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JavaScript は、代入演算子( = )を使用して変数に値を代入します:
var x, y;
x = 5;
y = 6;
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式は、値、変数、演算子を組み合わせて値を計算します。
計算は評価と呼ばれます。
例えば、5 * 10 は 50 と評価されます:
5 * 10
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式には可変値を含めることもできます:
x * 10
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値は、数値や文字列など、さまざまな種類の値にすることができます。
例えば、"John" + " " + "Doe" は "John Doe" と評価されます:
"John" + " " + "Doe"
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JavaScript キーワード 実行するアクションを識別するために使用します。
var キーワードは、ブラウザに変数の作成を指示します:
var x, y;
x = 5 + 6;
y = x * 10;
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すべての JavaScript ステートメントが「実行」されるわけではありません。
二重スラッシュ// の後のコード、または /* と */ の間のコードはコメントとして扱われます。
コメントは無視され、実行されません:
var x = 5; // I will be executed
// var x = 6; I will
NOT be executed
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コメントの詳細については、後の章で説明します。
識別子は名前です。
JavaScript では、変数(およびキーワード、関数、ラベル)に付けることができる名前を識別子と読んでいます。
命名規則は、ほとんどのプログラミング言語でほぼ同じです。
JavaScript では、最初の文字は英字、アンダースコア(_)、ドル記号($)でなければなりません。
後続の文字は、英字、数字、アンダースコア、ドル記号のいずれかです。
数字は最初の文字として使用できません。
これにより、JavaScript は識別子と数字を簡単に区別できます。
すべての JavaScript 識別子は、大文字と小文字を区別します。
変数 lastName と lastname は、2つの異なる変数です。
var lastname, lastName;
lastName = "Doe";
lastname = "Peterson";
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JavaScript は、VAR や Var をキーワード var とは解釈しません。
プログラマは、複数の単語を 1 つの変数名に結合するため、伝統的に3つの方法を使用してきました:
ハイフォン:
first-name、last-name、master-card、inter-city。
減算用に予約されているので、JavaScript ではハイフンを使用できません。
アンダースコア:
first_name、last_name、master_card、inter_city。
キャメルケース:
FirstName、LastName、MasterCard、InterCity。
JavaScript プログラマは、小文字で始まるキャメルケースを使用する傾向があります:
firstName、lastName、masterCard、interCity.
JavaScript は Unicode 文字セットを使用します。
Unicode は、世界のすべての文字、句読点(パンクチュエーション)、記号のほとんどをカバーしています。
詳細は、完全な Unicode リファレンスをご覧ください。