PHP 5 MySQLi関数

❮ 前章へ 次章へ ❯

PHP MySQLi の概要

PHP MySQLi = PHP MySQL Improved!

MySQLi関数を使用することにより、MySQLデータベースサーバへのアクセスが可能になります。

注: MySQLi拡張は、MySQLバージョン4.1.13以降で動作するように設計されています。


インストール/実行時設定

MySQLi関数を利用するには、mysqli拡張サポートを有効にしてPHPをコンパイルする必要があります。

mysqli拡張モジュールが使えるようになったのは PHP バージョン 5.0.0 以降です。 また、MySQL Native Driver が PHP に含まれるようになったのはバージョン 5.3.0 以降です。

インストールの詳細については、 http://php.net/manual/en/mysqli.installation.phpを参照してください。

実行時設定の詳細については、 http://php.net/manual/en/mysqli.configuration.phpを参照してください。


PHP 5 MySQLi 関数

関数 説明
mysqli_affected_rows() 直前のMySQL操作で影響を受けた行の数を返す
mysqli_autocommit() データベース変更の自動コミットをオンまたはオフにする
mysqli_change_user() 指定したデータベース接続のユーザを変更する
mysqli_character_set_name() データベース接続のデフォルト文字セットを返す
mysqli_close() 前に開いたデータベース接続を閉じる
mysqli_commit() 現在のトランザクションをコミットする
mysqli_connect_errno() 最後の接続エラーからのエラーコードを返す
mysqli_connect_error() 最後の接続エラーからのエラーの説明を返す
mysqli_connect() MySQLサーバへの新しい接続をオープンする
mysqli_data_seek() 結果ポインタを結果セット内の任意の行に調整する
mysqli_debug() デバッグ操作を実行する
mysqli_dump_debug_info() デバッグ情報をログにダンプする
mysqli_errno() 直近の関数呼び出しの最後のエラーコードを返す
mysqli_error_list() 直近の関数呼び出しのエラーリストを返す
mysqli_error() 直前の関数呼び出しの最後のエラーの内容を文字列で返す
mysqli_fetch_all() すべての結果行を連想配列、数値配列、またはその両方で取得する
mysqli_fetch_array() 結果行を連想配列、数値配列、またはその両方で取得する
mysqli_fetch_assoc() 結果行を連想配列で取得する
mysqli_fetch_field_direct() 結果セット内の単一フィールドのメタデータをオブジェクトで返す
mysqli_fetch_field() 結果セット内の次のフィールドをオブジェクトで返す
mysqli_fetch_fields() 結果セット内のフィールド情報をオブジェクトの配列を返す
mysqli_fetch_lengths() 結果セット内の現在行の列の長さを返す
mysqli_fetch_object() 結果セットの現在の行をオブジェクトで返す
mysqli_fetch_row() 結果セットから1行を取り出し、数値配列で返す
mysqli_field_count() 直近のクエリの列数を返す
mysqli_field_seek() フィールドカーソルを指定したフィールドオフセットに設定する
mysqli_field_tell() フィールドカーソルの位置を返す
mysqli_free_result() 結果に関連付けられたメモリを開放する
mysqli_get_charset() 文字セットオブジェクトを返す
mysqli_get_client_info() MySQLクライアントライブラリのバージョンを返す
mysqli_get_client_stats() クライアントごとのプロセスに関する統計を返す
mysqli_get_client_version() MySQLクライアントライブラリのバージョンを整数で返す
mysqli_get_connection_stats() クライアント接続に関する統計を返す
mysqli_get_host_info() MySQLサーバのホスト名と接続タイプを返す
mysqli_get_proto_info() MySQLプロトコルのバージョンを返す
mysqli_get_server_info() MySQLサーバのバージョンを返す
mysqli_get_server_version() MySQLサーバのバージョンを整数で返す
mysqli_info() 直近で実行されたクエリに関する情報を返す
mysqli_init() MySQLiを初期化し、mysqli_real_connect()で使用するリソースを返す
mysqli_insert_id() 最後のクエリで使用された自動生成のIDを返す
mysqli_kill() サーバに MySQL スレッドの停止を問い合わせる
mysqli_more_results() マルチクエリからの結果がまだ残っているかどうかをチェックする
mysqli_multi_query() データベースに対して1つまたは複数のクエリを実行する
mysqli_next_result() mysqli_multi_query()から次の結果セットを準備する
mysqli_num_fields() 結果セット内のフィールド数を返す
mysqli_num_rows() 結果セット内の行数を返す
mysqli_options() 追加の接続オプションを設定し、接続の動作に影響を与える
mysqli_ping() サーバとの接続をチェックし、もし切断されている場合は再接続を試みる
mysqli_prepare() 実行用のSQL文を準備する
mysqli_query() データベースに対してクエリを実行する
mysqli_real_connect() MySQLサーバへの新しい接続をオープンする
mysqli_real_escape_string() SQL文で使用する文字列内の特殊文字をエスケープする
mysqli_real_query() SQLクエリを実行する
mysqli_reap_async_query() 非同期クエリの結果を返す
mysqli_refresh() テーブルまたはキャッシュをリフレッシュするか、レプリケーション・サーバ情報をリセットする
mysqli_rollback() データベースの現在のトランザクションをロールバックする
mysqli_select_db() 接続するデフォルトのデータベースを変更する
mysqli_set_charset() デフォルトのクライアント文字セットを設定する
mysqli_set_local_infile_default() load local infile コマンド用のユーザ定義ハンドラを削除する
mysqli_set_local_infile_handler() LOAD DATA LOCAL INFILE コマンド用のコールバック関数を設定する
mysqli_sqlstate() 直前の MySQL の操作での SQLSTATE エラーを返す
mysqli_ssl_set() SSL を使用したセキュアな接続を確立する
mysqli_stat() 現在のシステム状態を返す
mysqli_stmt_init() ステートメントを初期化し、mysqli_stmt_prepare()で使用するオブジェクトを返す
mysqli_store_result() 最後のクエリの結果セットを転送する
mysqli_thread_id() 現在の接続のスレッドIDを返す
mysqli_thread_safe() クライアントライブラリがスレッドセーフでコンパイルされているかどうかを返す
mysqli_use_result() mysqli_real_query()を使用して実行した最後のクエリから結果セットの取得を開始する
mysqli_warning_count() 接続の最後のクエリからの警告数を返す

❮ 前章へ 次章へ ❯