ファイルシステム関数を使用すると、ファイルシステムにアクセスして操作することが可能になります。
ファイルシステム関数はPHPコアの一部です。 これらの関数を使用するために必要なインストールはありません。
Unixプラットフォームでのパスの指定は、スラッシュ(/)をディレクトリの区切り文字として使用する
Windowsプラットフォームでは、スラッシュ(/)とバックスラッシュ(\)の両方が使用できます。
ファイルシステム関数の動作は、php.iniの設定の影響を受けます。
ファイルシステム設定オプション:
名前 | デフォルト | 説明 | 変更可能 |
---|---|---|---|
allow_url_fopen | "1" | fopen()型の関数がURLを使用した場合でも動作することを許可する(PHP 4.0.4以降で利用可能) | PHP_INI_SYSTEM |
user_agent | NULL | 送信する PHP 用のユーザーエージェントを定義する(PHP 4.3以降使用可能) | PHP_INI_ALL |
default_socket_timeout | "60" | ソケットベースのストリームのデフォルト・タイムアウトを秒単位で設定する(PHP 4.3以降使用可能) | PHP_INI_ALL |
from | "" | アノニマス FTP のパスワード(メールアドレス)を定義する | PHP_INI_ALL |
auto_detect_line_endings | "0" | "1"に設定した場合、PHPは、Unix、MS-DOS、Macの行末文字を使用しているかどうかを、fgets()とfile()で読み込んだデータを調べる(PHP 4.3以降使用可能) | PHP_INI_ALL |
関数 | 説明 |
---|---|
basename() | パスの最後にある名前の部分を返す |
chgrp() | ファイルのグループを変更する |
chmod() | ファイルモードを変更する |
chown() | ファイルの所有者を変更する |
clearstatcache() | ファイルステータスのキャッシュをクリアする |
copy() | ファイルをコピーする |
delete() | See unlink() または unset() を参照 |
dirname() | パスのディレクトリ名の部分を返す |
disk_free_space() | ディレクトリの空き領域を返す |
disk_total_space() | ディレクトリの合計サイズを返す |
diskfreespace() | disk_free_space()の別名 |
fclose() | オープンしているファイルをクローズする |
feof() | オープンしているファイルの終端に達しているかどうか調べる |
fflush() | バッファリングされた出力をオープンしたファイルにフラッシュする |
fgetc() | オープンしているファイルから1文字返す |
fgetcsv() | オープンしているファイルから1行をパースし、CSVフィールドをチェックする |
fgets() | オープンしているファイルから1行を返す |
fgetss() | オープンしているファイルからHTMLタグとPHPタグを削除した行を返す |
file() | ファイルを配列に読み込む |
file_exists() | ファイルまたはディレクトリが存在するかどうかをチェックする |
file_get_contents() | ファイルを文字列に読み込む |
file_put_contents() | 文字列をファイルに書きだす |
fileatime() | ファイルの最終アクセス時刻を返す |
filectime() | ファイルの最終変更時刻を返す |
filegroup() | ファイルのグループIDを返す |
fileinode() | ファイルのinode番号を返す |
filemtime() | ファイルの最終変更時刻を返す |
fileowner() | ファイルのユーザID(所有者)を返す |
fileperms() | ファイルのパーミッションを返す |
filesize() | Rファイルサイズを返す |
filetype() | ファイルタイプを返す |
flock() | ファイルをロックまたは解放する |
fnmatch() | ファイル名または文字列を指定したパターンとマッチする |
fopen() | ファイルまたはURLをオープンする |
fpassthru() | オープンしているファイルをEOFまで読み取り、その結果を出力バッファに書き込む |
fputcsv() | 行を CSV 形式にフォーマットし、オープンしているファイルに書き出すe |
fputs() | fwrite()の別名 |
fread() | オープンしているファイルから読み込む |
fscanf() | オープンしているファイルからの入力を指定のフォーマットに従ってパースする |
fseek() | オープンしているファイルの中を探す |
fstat() | オープンしているファイルに関する情報を返す |
ftell() | オープンしているファイルの現在の位置を返す |
ftruncate() | オープンしているファイルを指定した長さに切り詰める |
fwrite() | オープンしているファイルに書き出す |
glob() | 指定したパターンに一致するファイル名/ディレクトリの配列を返す |
is_dir() | ファイルがディレクトリかどうかをチェックする |
is_executable() | ファイルが実行可能かどうかをチェックする |
is_file() | ファイルが通常のファイルであるかどうかをチェックする |
is_link() | ファイルがリンクかどうかをチェックする |
is_readable() | ファイルが読み取り可能かどうかをチェックする |
is_uploaded_file() | HTTP POSTでアップロードされたファイルかどうかをチェックする |
is_writable() | ファイルが書き込み可能かどうかをチェックする |
is_writeable() | is_writable()の別名 |
lchgrp() | シンボリックリンクのグループ所有権を変更する |
lchown() | シンボリックリンクのユーザ所有権を変更する |
link() | ハードリンクを作成する |
linkinfo() | ハードリンクに関する情報を返す |
lstat() | ファイルまたはシンボリックリンクに関する情報を返す |
mkdir() | ディレクトリを作成する |
move_uploaded_file() | アップロードされたファイルを新しい場所に移動する |
parse_ini_file() | 設定ファイルをパースする |
parse_ini_string() | 設定文字列をパースする |
pathinfo() | ファイルパスに関する情報を返す |
pclose() | popen()でオープンしたパイプをクローズする |
popen() | パイプをオープンする |
readfile() | ファイルを読み込み出力バッファに書き出す |
readlink() | シンボリックリンクのリンク先を返す |
realpath() | 絶対パス名を返す |
realpath_cache_get() | realpathキャッシュエントリを返す |
realpath_cache_size() | realpathのキャッシュサイズを返す |
rename() | ファイルまたはディレクトリの名前を変更する |
rewind() | ファイルポインタの位置を先頭に戻す |
rmdir() | ディレクトリを削除する |
set_file_buffer() | オープンしているファイルのバッファサイズを設定する |
stat() | ファイルに関する情報を返す |
symlink() | シンボリックリンクを作成する |
tempnam() | ユニークな一時ファイルを作成する |
tmpfile() | ユニークな一時ファイルを作成する |
touch() | ファイルの最終アクセス時刻および最終更新日を設定する |
umask() | ファイルのパーミッションを変更する |
unlink() | ファイルを削除する |