XSD 単純型要素
XMLスキーマは、XMLファイルの要素を定義するものです。
単純型要素は、テキストだけを含むXML要素であって他の要素や属性を含むことはできません。
単純型要素とは何でしょうか ?
単純型要素は、テキストのみを含むことのできるXML要素であって他の要素や属性を含むことはできません。
しかし, "テキストのみ"という制約は、誤解を招くおそれがあります。テキストと言っても、いろいろな種類の型をもつことができます。
XMLスキーマ定義に含まれる型(ブール値、文字列、日付など)のうちの1つにしたり、
我々が定義するカスタム型にしたりすることもできます。
内容を制限するために、制約(ファセット)をデータ型に加えたり、
特定のパターンにマッチするようデータに要求することもできます。
単純型要素の定義
単純型要素定義の構文は下記の通りです:
<xs:element name="xxx" type="yyy"/> |
xxxは要素名で、yyyは要素のデータ型です。
XMLスキーマには、組込みのデータ型が多数あります。 最も一般的な型は次の通りです:
- xs:string
- xs:decimal
- xs:integer
- xs:boolean
- xs:date
- xs:time
例
XML要素の、例をいくつか示します:
<lastname>Refsnes</lastname>
<age>36</age>
<dateborn>1970-03-27</dateborn> |
上記、XML要素に対する単純型要素定義は、次の通りです:
<xs:element name="lastname" type="xs:string"/>
<xs:element name="age" type="xs:integer"/>
<xs:element name="dateborn" type="xs:date"/> |
単純型要素のデフォルト値と固定値
単純型要素には、デフォルト値または指定の固定値を持たせることができます。
値を指定しないと、自動的にデフォルト値が要素に割り当てられるようになります。
次の例では、デフォルト値は"red"になります:
<xs:element name="color" type="xs:string" default="red"/> |
また、固定値は要素に自動的に割り当てられ、他の値を指定することができなくなります。
次の例では、固定値は"red"になります:
<xs:element name="color" type="xs:string" fixed="red"/> |
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